ステロイド別の強さと吸入剤 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
ストロンゲスト
デルモベート、ダイアコート、ジフラール、
ベリーストロング
ネリゾナ、テクスメテン、マイザー、トプシム、アンテベート、リンデロンDP、フルメタ
ストロング
メサデルム、リンデロンV、リンデロンVG
ミディアム
アルメタ、キンダベート、グリメサゾン、レダコート、ロコイド、リドメックス
ウィーク
ステロイドの強さによっては、顔に塗らないほうが良い強さのものもあるので、
ステロイドの強さを把握することは、
薬剤師にとっては、とても重要な知識となります。
ステロイドとベータ2刺激
アドエア、シムビコート、フルティフォーム、レルベア、
ステロイドのみ
パルミコート、フルタイド、
気管支喘息患者に、使われる吸入剤ですが、
最初は、ステロイドとベータ2刺激薬の合剤が使われますが、
喘息症状が良くなっていくと、
ステロイド剤だけの吸入剤が使われます。
吸入剤はしっかりうがいしてもらうことを、徹底してもらいましょう。
花粉症の病気の症状とは 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
花粉症の原因は、花粉が目や鼻の粘膜について起きるアレルギー反応です。
アレルギーとは、異物を攻撃する免疫が過剰に起こることで、
花粉症の人は、花粉の抗体が、できやすい体質なので、
正常な人では反応しない花粉を異物と判断して、過剰に反応してしまうして
アレルギー反応が起きて、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなど起きます。
花粉症の治療薬である
経口ステロイドのエンペラシンなどは、
重い鼻づまりに、一時的に用いられます。
ステロイドの副作用として、
胃の不快感、ホルモンバランスの崩れによる不眠などが考えられますので、
注意が必要です。
花粉症の飲み薬で、重い鼻づまりに経口ステロイドが使われることがあります。
経口ステロイドは、一時的に使われます。
エンペラシンなどの経口ステロイドは、
短期間の服用でも、胃の調子が悪い、
ホルモンバランスが崩れ、不眠症に陥るなどのリスクがあるので、
経口ステロイドは、1週間以内の服用にとどめるのが一般的です。
水虫の症状、薬、併用禁忌について 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
水虫とは、白癬菌による感染症です。足にかかると水虫と呼ばれます。
水虫は、10人に一人がかかると言われてて、
水虫のうちの大半は、足白癬と爪白癬で占められます。
水虫薬のイトリゾール(イトラコナゾール)の併用禁忌は、
統合失調治療薬のオーラップ(ピモジド)→QT延長により、不整脈誘発、突然死のリスク
睡眠薬のハルシオン(トリアゾラム)→過度の鎮静、睡眠で死のリスク。
高コレステロール薬のリポバス(シンバスタチン)→激しい筋肉痛や四肢の痛みなどの横紋筋融解症のリスク
高血圧治療薬のカルブロック(アゼルニジピン)→過度の低血圧
クリアミン(エルゴタミン)→麦角中毒による四肢の末端の壊死のリスク
など、命に関わる重大な副作用が起きますので、
イトリゾールは、これらの薬とは併用禁忌となっていて、
イトリゾールは、特に併用禁忌薬が多い薬なので、
処方で出た場合は、注意が必要な薬となっております。
水虫の原因はカビ(真菌)の一種である白癬菌が
足や爪に感染し寄生して起こるので、
水虫にかかると自然治癒する病気ではないので、薬による治癒が必要です。
栄養としているので、白癬菌は、足や、爪に寄生するのです。
水虫の塗り薬は、足の痒い所や赤いところだけでなく、
足全体に塗ることが重要です。
水虫菌は、増殖力が強いので、少しでも残っていると、
すぐ元の状態に戻ってしまうので、
完全に水虫菌が死滅するまで、塗り続けることが治療の基本になります。
イトリゾールを長期投与する場合は、
敵的な肝機能検査が必要です。
服用して、食欲不振、吐き気、倦怠感、褐色尿などの初期症状があれば、
直ちに受信を促してください。
肝臓が悪くなると、疲れやすい、食欲不振、吐き気、下痢、熱、尿が黄色くなるなどの
症状が見られます。
イトリゾールは、横紋筋融解症で起こる筋肉痛、脱力感、筋肉のひきつけに注意してください。
糖尿病の薬、GLP-1受容体作動薬 バイエッタ、ビデュリオン、トルリシティ、リキスミアビクトーザ 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
糖尿病薬で、GLP-1受容体作動薬は、
人の体の中にあるホルモンであるGLP-1は、血糖値を下げる働きがあります。
GLP-1受容体作動薬は、このGLP-1というホルモンを補う薬です。
現在の糖尿病治療では、HbA1cを7%未満に下げることが目標です。
GLP-1受容体作動薬は、空腹時には働かず、食事をとって、
血糖値が高くなったときに働くので、
低血糖症状を起こしにくいメリットがあります。
GLP-1受容体作動薬
バイエッタ(エキセナチド)
適応症
2型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで効果不十分な場合に限ります)
バイエッタの用法用量の初期投与量・最大量
1日2回食直前
バイエッタの副作用の注意点
吐き気、胃腸障害などのケトアシドーシス、冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。
GLP-1受容体作動薬
リキスミア(リキシセナチド)
適応症
2型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで効果不十分な場合に限ります)
リキスミアの用法用量の初期投与量・最大量
1日最大20μgまで
リキスミアの副作用の注意点
吐き気、胃腸障害などのケトアシドーシス、冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。
GLP-1受容体作動薬
ビクトーザ(リラグルチド)
適応症
ビクトーザ(リラグルチド)の用法用量の初期投与量・最大量
1日最大0.9㎎まで
ビクトーザ(リラグルチド)の副作用の注意点
吐き気、胃腸障害などのケトアシドーシス、冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。
GLP-1受容体作動薬
ビデュリオンは、バイエッタの効果を1週間分効くように改良したものです。
ビデュリオン(エキセナチド)
適応症
2型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで効果不十分な場合に限ります)
ビデュリオン(エキセナチド)の用法用量の初期投与量・最大量
1回2㎎を週1回皮下注
ビデュリオン(エキセナチド)の副作用の注意点
吐き気、胃腸障害などのケトアシドーシス、冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。
GLP-1受容体作動薬
トルリシティ(デュラクルチド)
適応症
トルリシティ(デュラクルチド)の用法用量の初期投与量・最大量
1回0.75㎎を週1回皮下注
トルリシティ(デュラクルチド)の副作用の注意点
吐き気、胃腸障害などのケトアシドーシス、冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。
糖尿病の薬、選択的DPP-4阻害薬 スイニー、ネシーナ、オングリザ、ジャヌビア、グラクティブ、テネリア、エクア、トラゼンタ、マリゼブ、ザファテック 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
糖尿病薬で、選択的DPP-4阻害薬は、
DPP-4酵素を阻害し、インクレチンによるDPP-4による分解を抑制します。
インクレチンは、血糖値を正常な範囲に調節するホルモンですので、
DPP-4酵素を阻害し、インクレチンを正常化し、
糖尿病患者のHbA1cを減らすのが、DPP-4阻害薬です。
比較的、低血糖症状のリスクが低い薬でもあります。
選択的DPP-4阻害薬
スイニー(アナグリプチン)
適応症
2型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで効果不十分な場合に限ります)
スイニーの用法用量の初期投与量・最大量
1回100㎎を朝夕、1日2回
スイニーの副作用の注意点
冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。
選択的DPP-4阻害薬
ネシーナ(アログリプチン)
適応症
ネシーナの用法用量の初期投与量・最大量
特にないです。
ネシーナの副作用の注意点
冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。
選択的DPP-4阻害薬
マリゼブ(オマリグリプチン)
適応症
マリゼブの用法用量の初期投与量・最大量などの注意点
1週間に1回25㎎。
マリゼブの副作用の注意点
冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。
選択的DPP-4阻害薬
エクア(ビルダグリプチン)
適応症
エクアの用法用量の初期投与量・最大量などの注意点
1日2回、1回50㎎。
エクアの副作用の注意点
冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。
選択的DPP-4阻害薬
トラゼンタ(リナグリプチン)
適応症
トラゼンタの用法用量の初期投与量・最大量などの注意点
1日1回5㎎。
トラゼンタの副作用の注意点
冷や汗などの低血糖症状に注意が必要です。