ミドリンPとは、ミドリンMの強化版?ミドリンPとミドリンMの違いとは?薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
ミドリンPとは、ミドリンMの強化版?ミドリンPとミドリンMの違いとは?薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
ミドリンPとミドリンMの違いとは?
ミドリン点眼薬は主に、麻痺を副交感神経に引き起こして、散瞳させます。
眼底検査の時に適用され、その散瞳の強さはアトロピンのおおむね十パーセント程です。
ミドリンP、ミドリンMは眼底検査の診断および治療を期待する散瞳若しくは調節麻痺に使用されますが、近視に対しても有効とされます。
散瞳と調節麻痺は全年齢が適応しており、ミドリンPはトロピカミドと塩酸フェニレフリンの配合剤となっています。
ミドリンPは塩酸フェニレフリンをミドリンMに追加して散瞳の作用を強力にした点眼薬です。
つまり、ミドリンMを強力にしたミドリンPですが、一般的に眼底検査で、多く用いられるのは、ミドリンM点眼薬です。