2017-07-26 ゾビラックスとは、ヘルペスの薬です。ゾビラックスとアラセナの違いとは何ですか?薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て) 転職で ゾビラックスとは、ヘルペスの薬です。ゾビラックスとアラセナの違いとは何ですか?薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て) 口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの治療の抗ヘルペス薬でありますゾビラックス軟膏(成分名:アシクロビル)、アラセナA軟膏(成分名:ビダラビン)。 おんなじDNAポリメラーゼ阻害薬として位置付けられていますが、作用機序や特徴は各々違うはずです。 ゾビラックス軟膏(アシクロビル)とアラセナA軟膏(ビダラビン)の作用機序の違いにつきましてまとめみました。 ゾビラックス軟膏とアラセナA軟膏の作用機序の違いとは ゾビラックス軟膏(アシクロビル)の作用機序 ヘルペスウイルスDNA鎖の伸長をストップさせヘルペスウイルスDNAの複製を阻止します。 ヘルペスウイルスが伸長していくためには、デオキシグアノシン三リン酸(dGTP)という名の核酸構成成分を取り込み、繋いでいかなければいけません。 アシクロビルはこの核酸構成成分であるdGTPと構造がそっくりなので、ヘルペスウイルスが間違ってリン酸化されたアシクロビルを取り込んでしまうことで、 ウイルスDNA鎖の伸長がストップし、ウイルスDNAの複製が妨害されます。 アラセナA軟膏(ビダラビン)の作用機序 ヘルペスウイルスが増殖するために必要なDNAポリメラーゼを阻害することによってウイルスの複製・増殖を抑制します。 ゾビラックス軟膏とアラセナA軟膏の違い 適応が異なります ゾビラックス軟膏は単純疱疹のみが適応であることに比べ、アラセナ軟膏は単純疱疹と帯状疱疹が適応になっています。 さらにはゾビラックス(アシクロビル)に耐性を持っているウイルスにも、アラセナ(ビダラビン)が有効です。 ウイルスへの選択性が異なります ウイルスに対する選択性はゾビラックス(アシクロビル)の方が高いです。 内服薬(バルトレックス)との併用・使い分け アラセナA(ビダラビン)に関しましては、「ウイルスのDNA依存DNAポリメラーゼを強力に阻害すると推察されている」にされていて、 明らかな作用機序はきちんとわかっていません。 効果を対象にした優越の差についてin vitroのデータはないですが、ゾビラックス(アシクロビル)耐性のヘルペスウイルスにはアラセナ(ビダラビン)が有効となってます。 バルトレックスやファムビルなどの抗ヘルペスウイルス内服薬、ゾビラックス軟膏やアラセナA軟膏等の外用薬との同時処方は保険が通らないケースが多いので、 抗ヘルペス薬は、内服か外用かは、単独での処方が基本となっています。 視力回復 1日たったの13分でみるみるよくなる視力回復法~自宅トレーニングセット・CD-ROM,メールサポート付~