薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)

初心者薬剤師さん救済のため、薬の名前の由来などをザックリ解説していきます。

トレシーバは持効型のインスリン製剤で、トレシーバは、1日1回毎日定時に投与する持効型インスリン製剤です。持効型インスリン製剤の比較・違い 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)

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トレシーバは持効型のインスリン製剤で、トレシーバは、1日1回毎日定時に投与する持効型インスリン製剤です。持効型インスリン製剤の比較・違い 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)

 

トレシーバは、持効型のインスリン製剤で、持効型インスリン製剤の中で1日1回毎日同じ時間帯に注射する

糖尿病のインスリン製剤です。

トレシーバは、持効型インスリン製剤の中で、どういった特徴を持つ薬剤なのでしょうか?

 

持効型インスリン製剤(ランタス・レベミル・トレシーバ)の用法・容量の違い

ランタス中ソロスター300単位…1日1回朝食前又は就寝前のどちらかで投与します。初期量は4~20単位だが適宜増減可能です。

レベミル注フレックスペン300単位…初期は1日1回で夕食前又は就寝前のどちらかです。レベミル注の投与回数を1日2回にする場合は朝食前及び夕食前、又は朝食前及び就寝前に投与します初期量は4~20単位を皮下注射だが適宜増減可能です。

トレシーバ注フレックスタッチ300単位…初期量は1日1回4~20単位を皮下注射します。注射時刻は毎日一定とします。投与量は患者の状態に応じて適宜増減可能です。

これを見るとわかる通りレベミルは唯一1日2回投与することができます。1日1回では変動がある方も使えますね。

トレシーバは「1日1回で時刻は一定」と書いてあるだけで時間についての指定がありません。朝や就寝前の投与が難しい患者さんには自分が確実に打てる時間を設定することができるメリットがあります。

 

インスリン製剤の保存方法

インスリン製剤は未開封の状態では冷蔵庫(2~8℃)で保存します。
開封後は冷蔵庫内ではなく、室温で保存します。
これの理由として、結露による詰まりの防止と、1ヶ月程度なら室温でも安定なことが証明されているからです。

 

インスリン製剤によるインスリン療法とは?

健康な人は、血液中に少量のインスリンがいつも分泌(基礎分泌)され、

そして、食後に血糖値が上昇すると大量のインスリンを分泌(追加分泌)することによって

血液中のブドウ糖の量が一定に保たれるよう、血糖値の調整が行われているのです。

1型糖尿病は、このインスリンが非常に不足している状態かまたはインスリンが全くない状態なので、

このインスリンの調整を自然に行うことができない状態になってしまっています。

そのために、1型糖尿病ではインスリン製剤を自己注射することによって体の外からインスリンを補って、

健康な人と同じ血糖値の変動パターンに近づけて血糖コントロールを図ります。

これがインスリン療法というわけです。


2型糖尿病であっても、1型糖尿病が疑われたり血糖コントロールが経口薬のみでは

上手くいかないケースや妊婦などに用いられます。


以前は、インスリン療法といえば、血糖コントロールが上手くいかないケースの最後の手段とされていましたが、

インスリン製剤やインスリンの治療方法が飛躍的な進歩を遂げて、

インスリン療法を取り巻く環境は今なおも進化し続けているのです。

更に、糖尿病合併症の予防を目的に「早期の内から良好な血糖コントロールを可能にする」

といった治療の概念に基づき積極的なインスリン導入が推奨されるようになったので、

1型糖尿病だけではなく2型糖尿病にも広く受け入れられ

インスリン療法が活用されています。

 

糖尿病とは血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。

糖尿病の恐ろしいところは「糖尿病神経障害」、「糖尿病網膜症」、「糖尿病腎症」等の合併症の引き金となることです。

しびれ、失明、腎障害などといった合併症を防ぐため、薬を服用し血糖値を適切にコントロールする必要が求められます。
 

薬に頼らない糖尿病対策


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