副鼻腔炎とは、鼻水、鼻詰まりを主とするアレルギー疾患です。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)

副鼻腔炎は、顔面骨の4対の空洞の粘膜が炎症を起こし、

主に鼻閉、膿性・粘性鼻汁が起こる症状です。

 

風邪のウィルスや細菌の感染などにより、鼻症状の炎症が繰り返されると

蓄膿症と呼ばれる慢性副鼻腔炎に移行してしまいます。

 

副鼻腔炎の薬物治療の目的は、

鼻炎症状を軽減させ、生活の質を上げることです。

 

急性期副鼻腔炎では、抗菌薬が投与され、

慢性副鼻腔炎では、抗炎症作用を持つクラリスなどの14員環マクロライド系抗菌薬の

少量長期療法がおこなわれます。

補助薬として、ムコダインなどの排膿促進薬、抗アレルギー薬などが併用されます。

 

副鼻腔炎薬で、要注意なのは、

クラビットアベロックスなどのキノロン系抗菌薬は

妊婦・授乳婦に、投与禁忌。

クラリスなどのマクロライド系抗菌薬、ムコソルバンなどのアンブロキソールなどは、

授乳婦に、投与禁忌などで、要注意です。

 

ペニシリンアレルギーの方は、

サワシリン(アモキシシリン)、クラバモックスなどは、投与禁忌、

卵白アレルギーの方は、

ノイチーム(リゾチーム)が投与禁忌なので、要注意です。

 

副鼻腔炎薬の抗菌薬の併用禁忌は、

クラリス、クラリシッド(クラリスロマイシン)は、

クリアミン(エルゴタミン含有製剤)との併用禁忌です。

CYP4阻害により血中濃度が上昇し、麦角中毒が発現し、四肢虚血が生じてしまいます。

 

クラリス、クラリシッド(クラリスロマイシン)は、

オーラップ(ピモジド)と併用注意です。

CYP4阻害により血中濃度が上昇し、QT延長により、命に関わる重要な副作用が起こるためです。

 

ニューキノロン系の抗菌薬、シプロキサン(シプロフロキサシン)は、

筋弛緩薬のテルネリン(チザニジン)と併用禁忌です。

CYP1A2阻害で、チザニジンの血中濃度が10倍になり、立ち眩み、低血圧などが起きてしまいます。

 

アベロックス(モキシフロキサシン)のニューキノロン系の抗菌薬は、

アンカロン(アミオダロン)などのクラスⅢ群の抗不整脈と併用禁忌です。

QT延長により、逆に不整脈を誘発してしまいます。

 

副鼻腔炎の病気は、

鼻の中の穴の副鼻腔に、風邪のウィルスなどが副鼻腔に入り込み、

副鼻腔の粘膜に炎症が起きて、副鼻腔の花が詰まってしまい、膿などがたまって

鼻水、鼻づまりが現れるのが、副鼻腔炎です。

 

副鼻腔炎の主な症状は、鼻水鼻づまりです。

副鼻腔炎の抗菌薬は、

副鼻腔で増えた細菌を殺菌するために投与されます。

 

副鼻腔炎に使われるムコダインなどの排膿促進薬は、

副鼻腔にたまった膿や、ネバネバした鼻水を分解してサラサラにして、

鼻水の排泄を促す効果があります。

 

副鼻腔炎の薬としての注意点として、

 

副鼻腔炎の抗菌薬は、体に合わず、蕁麻疹のような症状が起こる場合があります。

その場合は、アレルギーで、体に合っていないので、

すぐ中止し、直ちに受信を促してください。

 

副鼻腔炎の抗菌薬は、下痢症状も起きることもあります。

これは、抗菌薬は、悪い菌だけでなく、良い菌である善玉菌なども殺菌してしまい、

腸内フローラが乱れが原因です。結果、下痢などが起こります。