ベプリコールは、脈のリズムを整える不整脈薬です。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
ベプリコールは、脈のリズムを整える不整脈薬です。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
ベプリコールは、不整脈薬の4群に属し、脈のリズムを整え、主に不整脈と狭心症に使われるお薬です。
ベプリコールは、脈拍を抑え、脈拍が病的に速くなる頻脈性の不整脈に使われる、不整脈のお薬です。
ベプリコールのもう一つの働きとして、狭心症に効く、血管を広げて、血流をよくする働きがあります。
ベプリコールは、脈拍を抑えるので、脈拍の少ない徐脈タイプの不整脈などには使えません。
ベプリコールは、めまいを起こすことがあるので、運電など、危険を伴う作業は、十分に気を付ける必要性があります。
ベプリコールなどの不整脈の薬は、必ずしも予後の改善など長生きにつながらないので、
安易に処方はされません。不整脈薬が必要となる場合は、生命に危険を及ぼす可能性のある不整脈、めまいや動悸などの自覚症状が強く、日常生活に支障が出てしまう場合などです。
そういった意味から、不整脈の治療は極力最小限に抑えます。
不整脈の治療は、薬以外の治療も盛んで、
発作性頻脈の根本治療ともいえる『カテーテルアブレーション』、
失神を伴う高度な徐脈には、『ペースメーカーの埋め込み』、
突然死につながる危険な不整脈には『植込み型除細動器』も実用化されています。
ベプリコールの特異な副作用として、間質性肺炎が報告されているので、
咳や息切れ、発熱などが現れたら、すぐに医師に報告を、間質性肺炎は、早期発見が大切です。
その他の、副作用は、めまい、ふらつき、頭痛、吐き気などです。
参考URL http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se21/se2129011.html
Caチャネル遮断薬(4群) 不整脈治療薬
劇薬
ベプリコール(ベプリジル)
ベプリコール(不整脈)
ベプリジルとコロナリーで、ベプリコール(不整脈治療薬)
一般名の(ベプリジル)の(ベプリ)、冠状の(コロナリー)の(コール)で、
(ベプリ-コール)⇒(ベプリコール)
ベプリコールの効果・効能
1-持続性心房細動で他の不整脈が無効の場合。