ユリノームは、高尿酸血症治療薬で、尿酸の排泄を促進し、劇薬に指定されています。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
劇薬
ユリノーム(ベンズブロマロン)ナーカリシン
尿酸値を正常化するという意味で、尿酸の(ウリックアシッド)の(ユリ)、正常化するの(ノーマライズ)の(ノーム)で、(ユリ-ノーム)⇒(ユリノーム)
ユリノームの効果・効能
ユリノームの作用・働き
尿酸の排泄を促すことで、尿酸値を下げます。
高尿酸血症の疑いの目安
尿酸(UA)の基準値:男性 4以上7mg/デシリットル未満
尿酸(UA)の基準値:女性 3以上5,5mg/デシリットル未満
尿酸値の基準値は、3mg/dl以上、7mg/dl以下を目指します。
尿酸値が高値で、尿酸の結晶ができて、痛風発作が起きます。
UA(Ur)尿酸の基準値
3~7mg/dL
尿酸は、痛風の診断基準です。
尿酸値が7mg/dL以上で、高尿酸血症、痛風の疑いありです。
ユリノームは、血液中の尿酸を尿中に排泄させて、痛風・高尿酸血症を改善する薬です。
ユリノームは、肝臓に異常がある人は、避けたほうが良い薬なので、ユリノーム服用中は、定期的に肝機能検査を受ける必要がある薬です。
肝臓の働きが低下したときに、よく見られる症状として
食欲がなくなったり、体がだるくなったと感じる(倦怠感)
尿の色が濃く(茶色く)なる(横紋融解症)
皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)
吐き気や下痢、発熱。
体がかゆくなる、発疹が出る。(アレルギー)
などがあります。