薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)

初心者薬剤師さん救済のため、薬の名前の由来などをザックリ解説していきます。

アマリールとは、一番一般的な糖尿病薬のスルホニル尿素系の薬です。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)

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アマリールとは、一番一般的な糖尿病薬のスルホニル尿素系の薬です薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)

 

 

SU剤の中で、一番一般的に、使われている『アマリール』、網膜症を防ぐ『グリミクロン』、血糖降下作用が強力な『オイグルコン

 『アマリール(一般名:グリメピリド)』・『グリミクロン(一般名:グリクラジド)』・『オイグルコン(一般名:グリベンクラミド)』は、

「スルホニル尿素類(SU類)」に区別される、インスリン分泌を促進する薬です。

 『アマリール』には「インスリン抵抗性」を改善する効果を持っていて、一番一般的なスルホニル尿素系薬です。
 『グリミクロン』は、三大合併症の一つの「糖尿病性網膜症」の進行を抑制する効果を持っています。
 『オイグルコン』は、血糖値を下げる作用が最も強力な、最強のSU剤です。

 いずれのスルホニル尿素系薬も、低血糖を起こしやすいので、気をつける必要がありますが、従来より使われている薬の為値段が安く、

使用実績も膨大なので、今でもインスリンが少ない型の糖尿病、2型糖尿病に広く使われています。

『アマリール』~日本人向きな「インスリン抵抗性」の改善効果(体重増加抑制効果)

 『アマリール』は、膵臓に作用してインスリン分泌を促すに加えて、「インスリン抵抗性」を改善する効果も持っています。

 「インスリン抵抗性」が増すと、膵臓がインスリンを分泌しても肝臓や筋肉が血液中から糖を取り込めなくなり、

血糖値が高い状態が続いてしまうので、糖尿病の進展につながります。

 このような「インスリン抵抗性」は、内臓脂肪の増加によって体重増加することが知られていますが、

特に日本人は外人と比較すると内臓脂肪がつきやすいことが言われています。そういう理由で、『アマリール』は日本人の病状に適した薬です。

SU剤は特に、低血糖に注意してください

 「SU類」にはインスリン分泌を促進する作用があるため、低血糖を起こしやすい場合があります。
 更に、体調不良で食事が少ない場合などは、低血糖を起こしやすくなります。低血糖を起こした場合に配慮して、ブドウ糖などの糖分は常に携帯しておくようにしてください。

 通常、血糖値が60mg/dLを下回ると、発汗・手指の震え・動悸・頻脈などの交感神経症状が現れます。
 更に、血糖値が45mg/dLを下回ると、頭痛や生あくび・眠気などの中枢症状を発生させます。
 また、血糖値が30mg/dLを下回ると、昏睡などを起こし、放置すると生命の危機に陥るおそれもあります。

 従って、血糖値を下げる効果のある薬を使う場合には、薬の効き過ぎによる低血糖の副作用を防ぐことが最も大きな課題になります。
 もし薬を使っていて低血糖の症状が現れた場合には、「ブドウ糖」などで糖分を補給し、一時的に血糖値を回復させる必要があります。

  

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