水虫の症状、薬、併用禁忌について 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
水虫とは、白癬菌による感染症です。足にかかると水虫と呼ばれます。
水虫は、10人に一人がかかると言われてて、
水虫のうちの大半は、足白癬と爪白癬で占められます。
水虫薬のイトリゾール(イトラコナゾール)の併用禁忌は、
統合失調治療薬のオーラップ(ピモジド)→QT延長により、不整脈誘発、突然死のリスク
睡眠薬のハルシオン(トリアゾラム)→過度の鎮静、睡眠で死のリスク。
高コレステロール薬のリポバス(シンバスタチン)→激しい筋肉痛や四肢の痛みなどの横紋筋融解症のリスク
高血圧治療薬のカルブロック(アゼルニジピン)→過度の低血圧
クリアミン(エルゴタミン)→麦角中毒による四肢の末端の壊死のリスク
など、命に関わる重大な副作用が起きますので、
イトリゾールは、これらの薬とは併用禁忌となっていて、
イトリゾールは、特に併用禁忌薬が多い薬なので、
処方で出た場合は、注意が必要な薬となっております。
水虫の原因はカビ(真菌)の一種である白癬菌が
足や爪に感染し寄生して起こるので、
水虫にかかると自然治癒する病気ではないので、薬による治癒が必要です。
栄養としているので、白癬菌は、足や、爪に寄生するのです。
水虫の塗り薬は、足の痒い所や赤いところだけでなく、
足全体に塗ることが重要です。
水虫菌は、増殖力が強いので、少しでも残っていると、
すぐ元の状態に戻ってしまうので、
完全に水虫菌が死滅するまで、塗り続けることが治療の基本になります。
イトリゾールを長期投与する場合は、
敵的な肝機能検査が必要です。
服用して、食欲不振、吐き気、倦怠感、褐色尿などの初期症状があれば、
直ちに受信を促してください。
肝臓が悪くなると、疲れやすい、食欲不振、吐き気、下痢、熱、尿が黄色くなるなどの
症状が見られます。
イトリゾールは、横紋筋融解症で起こる筋肉痛、脱力感、筋肉のひきつけに注意してください。