サンコバ点眼薬は、弱めの眼精疲労の目薬です。サンコバ点眼液(シアノコバラミン)の効果と副作用。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
サンコバ点眼薬は、弱めの眼精疲労の目薬です。サンコバ点眼液(シアノコバラミン)の効果と副作用。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
サンコバ点眼液はどの様な特徴のあるお薬で、どういった患者さんに使うお薬なのでしょうか。
サンコバ点眼液の効果・効能や特徴を紹介していきましょう。
1.サンコバ点眼液の特徴
先ずはサンコバ点眼液の特徴を紹介します。
サンコバ点眼液は、目のピント調節を改善させて、眼精疲労や疲れ目に効果が期待できます。
その作用は弱めで、「目薬をさせば、すぐに目の疲れがなくなる!」というものではないです。
「気休め程度」と判断するドクターもいるくらいで、その疲れ目に対する効果は弱く、穏やかに効くお薬といったイメージです。
その代わり、副作用もほとんど見られません。
サンコバ点眼液は赤い色をしていますが、これにはサンコバの主成分であるビタミンB12の色です。
赤いから目に入れていいか心配になる方がいますが、これはビタミンの色で着色料ではありませんので心配ありません。
【サンコバ点眼液の特徴】
・目のピント調節機能を改善させ,眼精疲労や疲れ目に効果があります
・効果は弱く、穏やかな効きめです
・副作用はほとんどないです
2.サンコバ点眼液はどのような疾患に使うのか
【効能または効果】
眼精疲労における調節の改善
簡単に言えば「疲れ目」「眼精疲労」を改善させる目的で点眼する、と位置付けて問題ありません。
眼精疲労とは、目を酷使する事で、目のレンズ(水晶体)の厚さを調節する毛様体筋という筋肉が疲労してしまう事で引き起こされます。
現在ではパソコンやスマートフォンを長時間見続けていることで眼精疲労に陥る方が多くなっています。
サンコバ点眼液は、こういった眼精疲労による症状を改善させる働きがあります。
3.サンコバ点眼液にはどのような作用があるのか
サンコバの主成分はシアノコバラミンというビタミンB12の一種になります。このシアノコバラミンが眼精疲労を改善させる働きがあります。
具体的にいうと、眼の組織呼吸を活性化され、毛様体筋の収縮に求められるエネルギーを増やすことによって眼精疲労を改善させると考えられています。
4.サンコバ点眼液が適している人は?
サンコバは弱めに効き、副作用もわずかしかないため、眼精疲労のに使えるお薬です。
しかしながら、眼精疲労のほとんどの場合は、眼を酷使している事が要因となっており、サンコバによって改善させるのはその場限りの対症療法にしかすぎません。
眼精疲労の治療は、サンコバに頼るのではなく、生活習慣の改善を行うことが一番大切です。
一例として、睡眠不足であるのであればまずは睡眠不足を治すべきでしょう。
長時間のパソコン作業やスマートフォンを使うのであれば、定期的に休憩を入れたり、作業時間を短くしたりする工夫も必要です。
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