ヘプセラは、B型肝炎ウイルス治療薬の治療薬です。肝機能障害の目安の検査値をまとめます。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
抗B型肝炎ウイルス薬(核酸アナログ製剤) 肝疾患治療薬
劇薬
ヘプセラ(アデホビル)
ヘプセラの効果・効能
1-B型肝炎ウィルスの増殖抑制。
慢性肝炎、肝硬変、多発性骨髄腫の疑いの目安。
総タンパク(TP)の基準値:6.7g以上から8.3g/デシリットル
肝疾患、ネフローゼ症候群の疑いの目安。
アルブミンの基準値:3.8g以上から5.3g/デシリットル
急性肝炎、慢性肝炎の疑いの目安
グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ、AST(GOT)の基準値:8以上から40IU/リットル
急性肝炎、慢性肝炎の疑いの目安
グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ、ALT(GPT)の基準値:5以上から35IU/リットル
アルコール性肝障害、胆道疾患の疑いの目安
ガンマジーティーピー(γ‐GTP)の基準値:男性は50IU/リットル以下
ガンマジーティーピー(γ‐GTP)の基準値:女性は30IU/リットル以下
肝炎、肝硬変、骨軟化症の疑いの目安
アルカリフォスファターゼ(ALP)の基準値:110以上から330U/リットル
急性肝炎、血液疾患の疑いの目安
乳酸脱水素酵素(LDH)の基準値:210以上から400U/リットル
肝炎、肝硬変、胆石症、溶血性貧血の疑いの目安
総ビリルビン(TB)の基準値:0.2mg以上から1.2mg/デシリットル
GOT(AST)グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼの基準値
35IU/L以下
グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼは、肝臓の異常が分かる酵素です。
グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼが、35IU/L以上になってしまうと、肝機能障害の疑いありです。
GPT(ALT)グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ
35IU/L以下
グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼも、グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼと同じで、肝臓の異常が分かる酵素です。
グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼが、35IU/L以上になってしまうと、肝機能障害の疑いありです。
γ‐GTP(ガンマ・グルタミールトランスペプチダーゼ)の基準値
55IU/L以下
ガンマ・グルタミールトランスペプチダーゼは、アルコールによる肝臓障害に敏感です。
ガンマ・グルタミールトランスペプチダーゼが、55IU/L以上だと、お酒の飲みすぎによる肝機能障害の疑いありです。
お酒を控えるように、生活習慣を改善する必要があります。