薬をわかりやすくザックリ解説  (薬剤師が教える薬の全て)

薬をわかりやすく、yakusanがザックリ解説します。

インタール点眼薬とはどんな薬?『パタノール』と『インタール』、同じ様なアレルギー点眼液の違うところは?~pH・浸透圧による刺激の差 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)

 

インタール点眼薬とはどんな薬?『パタノール』と『インタール』、同じ様なアレルギー点眼液の違うところは?~pH・浸透圧による刺激の差 薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)

 

解答:『パタノール』は、『インタール』の方より目に対しての刺激の少ない

 『パタノール(一般名:オロパタジン)』と『インタール(一般名:クロモグリク酸)』は、2つともアレルギーに使用される目薬です。

 『パタノール』は、『インタール』よりも成分(pH・浸透圧)が人の涙と似ているため、点眼時の刺激や不快感の少ないことが特徴となります。

ですが、こういった目への刺激感は一時的なものなので、そこまで目に害のあるわけではないため、刺激が気になることがない場合には『インタール』を選択することもあります。


解答の根拠:涙と点眼液のpH・浸透圧

 目薬は、人の涙と性質が近いものが、使用した時の刺激や不快感はあまり無くなります。この時、目安にしてpH(中性かそうでないのか)」と「浸透圧(塩分濃度の濃いか薄いか)」です。

人の涙の「pH」との違い~涙は中性の液体

 人の涙というものは中性で、pHは7.45あたりです。その為、目薬も中性(pH6.0~8.0)だとすれば、おおむね刺激や不快感がないといわれています1)。

 『インタール』のpHは4.0~7.0と、人の涙とは違って少々酸性寄りです。その結果、点眼時に一過性の刺激を感じることが考えられます。
 『パタノール』のpHは7.0で、人の涙と同程度です、なので、刺激は少ないと考えられます。

 

人の涙の「浸透圧」と比べての差異~涙は生理食塩水同様の濃さ

 人の涙は体液なので、浸透圧比率は生理食塩水と同等の1.0(等張)です。

目薬も、浸透圧比率が0.7~2.1の範囲であれば目への刺激や不快感の少ないとされています。

 『インタール』の浸透圧比は0.25と、人の涙よりはかなり水に似た性質をしているのです。

その為、真水で眼を洗ったのと同じ位に、刺激に感じることが起こります。


『パタノール』の浸透圧比は0.9~1.1で、人の涙と同じ程度の性質です。


ですが、特に不快でなければ気にする必要はありません。

薬剤師としての提案:目薬をさしたのちに、パチパチとまばたきはしないでください。

 目薬をさしたのち直ぐにまばたきを行なってしまうと、薬は眼の表面から直ぐに鼻・喉へと流れて行ってしまって、十分な薬の効果が望めせん。
 その為、目頭を軽く抑えたままで下を向き、しばしその状態で薬が目全体に行きわたるのをまつことが必要です。

 効果効用がいまいちと感じている際には、それ以外の薬に変更することも一つの方法ですが、それより前に目薬を適切に目薬を使えているか否かもチェックしてみると良いですね。

目薬を点眼する際のまとめ

1. 『パタノール』は人の涙に性質(pH・浸透圧)が近いので、点眼時の刺激が少ないです
2. 『インタール』の刺激も、害があるわけではないから、不快じゃなければ気にしなくて良いです
3. 目薬をさした後、パチパチ瞬きするのは良くないです


アレルギー性結膜炎治療薬を種類別に分けるとこうなります。

メディエーター遊離抑制薬とヒスタミンH1受容体拮抗薬あり

アレジオン(エピナスチン)添加物なし、コンタクトレンズOK

パタノール(オロパタジン)

ヒスタミンH1受容体拮抗薬のみ

ザジテン(ケトチフェン)フサコール

リボスチン(レボカバスチン)

メディエーター遊離抑制薬のみ

アレギサール・ペミラストン(ペミロラスト)1日2回でOK

ケタス(イブジラスト)

インタール(クロモグリク酸)ミタヤク

リザベン(トラニラスト)

 

 

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