ワソランは心臓を休ませ、不整脈や狭心症に適応がある、カルシウム拮抗薬です。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
ワソランは心臓を休ませ、不整脈や狭心症に適応がある、カルシウム拮抗薬です。薬をわかりやすくザックリ解説(薬剤師が教える薬の全て)
ワソランは、不整脈薬の4群に属し、心臓を休ませて、主に不整脈と狭心症に使われるお薬です。
ワソランは、カルシウム拮抗薬で、心臓や体の血管を広げて血流を良くします。この血流改善により、心臓の負担が軽くなり、血圧も下がります。また、心臓の脈をゆっくりして、心臓を休ませる働きも持っています。
また、脳、心臓などの体全体の血流を改善するので、
ワソランは、いろいろな病気に応用されることがあります。
ワソランは、この2つの働きにより、不整脈や、狭心症に適応を持っています。
カルシウム拮抗薬の働きとして、
血管壁の細胞にカルシウムが入ると、血管が収縮して血圧が上がります。
このカルシウム拮抗薬は、カルシウムが細胞内に入るのを抑え、血管を広げ、結果的に血圧が下がります。そのついでに、心臓の負担も軽くなります。
ワソランの特徴として、普通のカルシウム拮抗薬の心臓の心拍を抑える作用が強いので、
頻脈性不整脈の治療に時々使われます。
また、脳の血管拡張を期待して、片頭痛などの予防薬として、使われる場合があります。
ワソランは、心臓の流れをゆっくりし、体全体の流れをよくするお薬と言えます。
ワソランは、カルシウム拮抗薬なので、グレープフルーツジュースは、一緒に飲んではいけません。ワソランの血中濃度が増加し、血圧が下がりすぎる危険性があります。
ワソランの注意すべき症状として、脈が遅くなる徐脈があります。脈拍 50/分以下になったら、できるだけ早く受診を促してください。
ワソランの代表的な副作用としては、めまい、頭痛などがありますが、これらは慣れてきますが、ひどい場合は、受診してください。
Caチャネル遮断薬(4群) 不整脈治療薬
ワソラン(ベラパミル)
ワソラン(不整脈)
バソディレーターから、ワソラン(不整脈治療薬)
冠血管を拡張するものの(バソディレーター)の(バソ)から⇒(ワソラン)
ワソランの効果・効能